オフィスマッチ

「オフィスマッチ・モデル」は、鹿児島健康経営アドバイザー協会、特定非営利活動法人ウェルスポ鹿屋、国立大学法人鹿屋体育大学、一般社団法人日本スポーツ障害予防協会と共同で構築しました(*オフィスマッチ・モデルは2021年度・2022年度の鹿児島市新産業支援事業に採択された事業です)。

本モデルは「健康経営」や「働き方改革」の側面から「運動・スポーツ」「従業員への投資」と捉え「通常の業務に取り入れる」ことで「雑談」を生み「心理的安全性」を高め「エンゲージメント(生産性向上、離職率低下、イノベーション向上)」を発揮する実践的ハイブリットモデルです。

オフィスマッチ・モデルが一目でわかる運用イメージ
オフィスマッチモデル
目次

それではオフィスマッチ・モデルについてご説明させていただきます。

・人口ボーナス期とオーナス期

・「経済発展しやすい働き方」と「マネジメント」の違い

・健康経営について

・プレゼンティーズムとは?

・トップ及び全役員研修

・トップの姿勢

・健康アンケートと職域ケガゼロ

・プログラムを選ぼう!ポイントは雑談

・オフィス・ラボ

・オフィス・エクササイズ

・オフィス・フェス

・まずはトライアルチームで始動!

・ポイントは「楽しく・チーム単位・業務」

・ありたい姿を目指して自走化へ

・運動・スポーツは職場の課題・問題への1つの処方箋

・目指すは運動・スポーツを通じて経営者をサポート!

ここがポイント!現状把握と最新情報
まずは人口ボーナス期・オーナス期を把握しよう!

ハーバード大学David E. Bloomが1990年代に提唱した考え方で,人口構造が経済に与える影響を示した説です。

日本が高度経済成長を遂げた時代がまさに「ボーナス期」であり、1990年後半からは「オーナス期」へ突入しています(諸外国の動向)。

人口ボーナス期は「若者の比率が高く、高齢者の比率が非常に少ない人口構造の状態」を指します。

この人口比率にある国は、安い労働力があふれることで、早く・安く・大量に仕事をこなして世界の市場を凌駕する事が出来ます。

かつ一方では、社会保障費が極めて低く、国として儲かったお金は全てインフラ投資へ回すことができるので、爆発的な経済発展(東アジアの奇跡などが主な事例)が実現できます。

また人口ボーナス期は一度終わると二度とこないという特徴を持ち合わせています。

人口オーナス期は「若者の比率が低く、高齢者の比率が非常に高い人口構造の状態」を指します。

オーナスとは「重荷・負荷」の意味です。

人口の構造が、その国の経済に対して重荷に働く時期ということです。人口ボーナス期における経済発展の結果、富裕層が子どもに教育投資を初めて高学歴化し人件費が上昇し、世界中からの仕事が集まらなくなります。

高学歴化により男女ともに結婚・出産年齢が後ろ倒しとなり、少子化になります。

また、経済成長により医療や年金システムが充実すると寿命が伸び、高齢者率が増加し、社会保障費が増大するので一人当たりGDPが横ばいになります。

人口オーナス期の典型的な問題は、労働力人口の減少・働く世代が引退世代を支える社会保障制度の維持困難です。

引用:ワークライフバランス:人口ボーナス期・オーナス期について

「経済発展しやすい働き方」と「マネジメント」の違い

人口ボーナス期と人口オーナス期では「経済発展しやすい働き方」が異なります。つまりマネジメント手法も異なってきます。人口ボーナス期と人口オーナス期、それぞれにあった働き方とマネジメント手法を理解しましょう。

人口ボーナス期(1960〜1990年代)の場合

なるべく男性が働く、長時間働く、同じ条件の人を揃えることで、均一な「モノ」を大量に提供する働き方を推進していました。一部の24時間型の人材に思い切り仕事をしてもらうマネジメントで、チームメンバーを比較し競わせあって発破をかけ大量生産に長けたチームを作ることが経済発展を促します。

人口オーナス期(2000〜2020年代)の場合

多様な背景を持つ人材の意欲を上げ、仕事のやりかたを属人化させずにチームで成果を出すマネジメントです。情報を抱え込まず、共有するメンバーを高く評価することが不可欠で情報共有を下支えするために徹底したデジタル化を率先して進めます。

これらの時代背景を理解・把握した上で、如何に従業員の働き方を改革・改善していくが重要です。「昔は」「私の時代は」なんてフレーズは通用しません。現状を把握し、これから起こる未来への対策として経営資源を何に注入していくのか、整理していく必要があります。

健康経営について

健康経営は従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に実践することです。

企業理念に基づき、従業員への「健康投資」を行い、一緒に心身の健康の維持や増進に取り組むことで組織内コミュニケーションの活性化や企業イメージ、業績を中長期的に向上させていく取り組みです。

見えにくいコストであるpresenteeism(プレゼンティーズム:出社してはいても、何らかの理由で能力を十分に発揮できない心身の健康状態)を低減させながら、創造性高く働きやすい職場環境づくりを目指す経営方針です。

引用:鹿児島健康経営アドバイザー協会

プレゼンティーズムとは?

プレゼンティーズムとは、何らかの疾患や症状を抱えながら出勤し業務遂行能力や労働生産性が低下している状態を指します。

例えばメンタル面の不調から思うように判断・行動ができない、寝不足が続くなど、さらに発熱、二日酔いなど不調な状態で働くこともプレゼンティーズムの一種です。

結果的にケアレスミスの増加をはじめ、作業効率や集中力の低下を引き起こす「プレゼンティーズム」による損失が4分の3を占めるといわれています。如何に従業員のプレゼンティーズムを把握し軽減していくかが重要であると言えます。

STEP1:ヒアリング(経営陣の理解と決意表明)
トップ及び全役員研修

まず着手するのはトップを含めた全役員の研修です。

「現場でできることから始めよう」と思う企業も多いですが、早期に経営陣を巻き込んでいくことで、変化のスピードを鈍らせずトップの本気度や継続性を共有していただきます。

働き方改革や健康経営を経営戦略として理解していただき、その意義について勉強会を実施することで、現場に向けて同じ温度で言葉で発信していただく必要があります。

大切なのは改革の意義、重要性を自分の言葉で話せない管理職をゼロにすることです。

また上司が取り組みに対して否定的、懐疑的だと感じた瞬間に現場の改革に向けた意欲は一気に下がってしまいます。

こうした温度感・方向性を共有するための土壌作りを進める上でもトップ及び全役員の理解と決意表明は重要です。

トップの姿勢

トップの理解と決意表明が現場を含めた全社に共有された後、 取り組む現場が「やらされ感」ではなく自発的に推進できる環境を作ることが重要です。

大切なのは自分たちの組織風土に合った施策かどうかです。

働き方改革や健康経営の必要性をトップから従業員が腹落ちさせて自分ごととして行動変容を起こすためにもトップや上層部が自分の意見や考えを押し付けすぎず、行動変容を見守り、聞き役として困り事を解消し、ときにはつなぎ役として関係改善を図るような姿勢が求められます。

STEP2:リサーチ(心と身体を可視化)
健康アンケートと職域ケガゼロ

まず従業員の抱えている課題・問題を「数値化・可視化」するために「健康アンケート」と「職域ケガゼロ」を活用します。

客観的な数値・データで職場を見える化した後は、経営陣や従業員からのヒアリング結果と擦り合わせ「今ある職場の問題・課題」を浮き彫りにします。

オフィスマッチモデル

健康アンケート

従業員のメンタル(プレゼンティーズム、心理的安全性)や健康状態(睡眠、食事、運動)を「可視化」「数値化」します。
▶︎プレスリリース@オフィス・リサーチ

職域ケガゼロ

将来のケガの可能性を即時に「可視化」「数値化」します。
▶︎プレスリリース@ケガゼロ

STEP3:セレクト&トライ(プログラム選択&トライアルチーム)
プログラムを選ぼう!ポイントは雑談

ヒアリングとリサーチで浮き彫りになった課題・問題への処方プログラムとして「オフィス・ラボ」「オフィス・エクササイズ」「オフィス・フェス」があります。

ただし全てのプログラムを適用する必要はありません。また実施する順番も特に決まっていません。

ポイントはあくまでも「雑談作り」のためのプログラムということです。自社の場合「どのプログラムが雑談を生みやすいのか?」そんな視点で選択していただければと思います。

オフィス・ラボ

オフィス・リサーチの「健康アンケート」「ケガゼロ」で浮き彫りにされた課題・問題に対して経営陣や従業員から「どう対処していいのかわからない」「何が問題なのかわからない」など「知らないが事による不利益」を解消します。

専門家による講演・研修会(1回60〜90分)を実施することで課題・問題に対する「正しい知識」をin putしていただきます。

さらに正しい知識が「気づき」をもたらし「自分ごと」として「腹落ち」することで「行動変容」を促します。

オフィスマッチモデル
オフィス・エクササイズ
ストレッチ、ヨガ、体幹、サーキットトレーニングなどインストラクターが訪問(60分/週1回/最大20人)。室内・外のプログラムをご用意しております。 業務として行うことが望ましいので実施場所は社内がオススメですが、空間的・時間的な配慮が必要な場合は社外でも対応可能です。
オフィス・フェス

スポーツイベントを業務として行います。実施場所は社内がオススメですが、空間的・時間的な配慮が必要な場合は社外でも対応可能です。

運動会やウォーキング、リレーマラソン、枕投げ、フットサルなど様々なスポーツが実施可能です。

また室内で行う謎解き(密室からの脱出) やオンライン運動会もあります。

STEP4:ハイブリット走行&伴走(健康経営と働き方改革に運動・スポーツを!)
まずはトライアルチームで始動!

実施するプログラムが確定したら「全従業員で一気にスタート!」という気持ちを抑えて、まずは少人数による「トライアルチーム」で小さな成功事例を積み上げていくことをオススメします。また属人化しないように個人の担当者を設けるのではなく3〜6人程度のでメンバーで実践することもポイントです。

ヒアリングやリサーチの結果から自社の課題・問題に対する「気付き」を発見し「自分ごと」として「腹落ち」させ社内全体で情報を共有し「ありたい姿(目標)」を明確にします。その目標達成に向けて「トライアルチーム」が中心になって実行していきます。

オフィスマッチモデル
ポイントは「楽しく・チーム単位・業務」

「トライアルチーム」を実行していく上でのポイントがいくつかあります。

まずは自社の課題・問題に対して選択した「運動・スポーツプログラム」をいかに楽しく実行できるか。

やらされ感や押しつけやではなく「気付き・分ごと・腹落ち」したことで「ありたい姿」に向けて楽しくプログラムを実践することで、継続性が高まり積極的な行動変容を生み出します。

次に「チーム単位」で行うこと。

メンタルヘルスに最も提供を与えているのは「孤立」です。業務が属人化し、誰にも相談できない、そんな環境から、チームによる「運動・スポーツプログラム」を通して様々な体験を積み上げていきます。

さらに「運動・スポーツプログラム」を「業務=仕事」として行うこと。

福利厚生や休み時間に行うのではなく、生産性を求められる業務として真剣に取り組んでいただきます。もちろん他の業務に支障がないように、業務を棚卸したり共有・見える化することが求められます。結果的に、業務改善が見込めます。

「ありたい姿」を目指し実行することで経営陣は「結果」を求めがちです。

「結果」を優先して求めるがゆえにトライアルチームの関係がギクシャクし、各自の考えや行動が受け身になり、さらに結果が悪くなる悪循環が起こります。

まずはトライアルチーム内の関係の質を向上することが重要です。

その関係性を構築するために失敗やリスクをとって良い環境を「運動やスポーツの場」を使って成功体験や失敗体験を積み重ね、何でも言い合える関係(心理的安全性の高い状態)を構築していきます。

ありたい姿を目指して自走化へ

初年度はトライアルチームをサポートするために私達が伴走いたします。

その中で中間報告や最終発表でトライアルチームのボトムアップの成果と経営陣からの経営戦略としての意義を社内共有し、行動変容を加速させていきます。

そして初年度のトライアルチームが2年目は伴走にまわり、新たなトライアルチームを牽引していきます。

最終的には各トライアルチームが自走化し、各チームが主体性を持って楽しく課題や問題に取り組む成長に繋げていきます。

オフィスマッチモデル
ここがポイント!雑談を誘発する仕組みは運動・スポーツが最適!
運動・スポーツは職場の課題・問題への1つの処方箋

実は生産性向上や離職率低下、さらにはイノベーション向上に「幸せな組織(ウェルビーイング)」が影響を与えていることがわかっています。

さらに幸せな組織を生み出す要素が「心理的安全性」であり、その土壌には「雑談」が重要であることも判明しています。

つまり「雑談」を作り出す環境を整えることで「心理的安全性」が高まり「幸せ組織」となり結果的に生産性向上や離職率低下、イノベーション向上につながると言えてます。

オフィスマッチ・モデルはこの「雑談を生み出すタネ」に運動・スポーツに特化したプログラムを用います。

また本モデルは、企業・団体様がご指定する場所・時間に出向き、職場の仲間が一緒に運動・スポーツを行うプログラムです。

このプログラムを通じて従業員の健康増進、体力の維持・向上の他、ストレスの軽減やうつ病予防、コミュニケーション促進などの効果が期待ができます。

従業員の健康は企業の生産性向上にもつながることから、経営者側にとっても大きなメリットになります。

オフィスマッチモデル
なぜ雑談を生み出すのが運動やスポーツなのか?

この「雑談」を生み出す装置として有効なのが運動やスポーツです。

また同様の効果を得れれるものに旅行や体験会ツアーなどが考えられます。

イノベーションは外部からの刺激や多様な分野・人との交わりが生まれることは周知の事実です。ではそこで得られたことを、いざ職場でアウトプットすると、失敗やリスクを負った時の

運動やスポーツを通して「失敗」することで大きな損害はありません。

また1人で行うのではなくチームで取り組むことがポイントです。

また一人で行うのではなく2人以上で行うことで共通体験を確認・共有し、アウトプットの、脱属人化

目指すは運動・スポーツを通じて経営者をサポートする

運動・スポーツを通じて、働く人々の健康づくり体力づくり、そして雑談を生み出す環境づくりを支援します。

健康な心身で働くことの楽しさや生きがいを感じることのできる職場環境づくりのお手伝いをすることで、経営者をサポートすることを目指しています。

このメンバーでご一緒させていただきます。
オフィスマッチモデル

NPO法人ウェルスポ鹿屋

健康・体力づくり、介護予防、スポーツ振興、地域づくりに寄与することを目的に活動。自治体の委託事業として高齢者向け運動サロン育成プログラムを展開、働き世代を対象とした健康・体力づくり教室展開。

オフィスマッチモデル

鹿児島健康経営アドバイザー協会

健康経営の推進を、守り(健康づくりフォロー体制構築、リスク管理)と攻め(御社独自の取り組みの実行支援、働き方改革)の両面で伴走。 健康経営優良法人認定後のお悩みや、御社が健康経営を経営戦略としてどう実現させたいかなどご相談下さい。

株式会社Lamp社

嘱託保健師契約“会社の訪問型保健室”をご提案。社員の健康管理・メンタルヘルス予防対策を専門とする産業保健師が企業向け健康づくりの提案や予防を実施。定期健康診断後のフォロー・健康相談や医療・メンタルヘルスケアが必要な社員対応など。産業医との連携や安全衛生委員会開催サポートなど企業向け健康経営のご提案。

こんな企業・職場・業界におススメです。

・健康経営(生産性・業績向上、求人率・離職率の改善、医療費抑制など)を掲げている、またはこれから掲げたい企業・職場へ‎(*健康経営優良法人認定社) 

・働き方改革を推進、模索している企業・職場へ
 
・研修プログラム(新人・中途・管理職)として
 
・従業員やその家族、取引先などを含めたコミュニティ強化やコミュニケーション改善を計りたい
 
・人材確保を狙った企業及び業界イメージ・アップ
実績紹介
出張@身体・体力測定(職場で身体・体力測定)

職場へ様々な測定機器を持参し、従業員の業務時間に合わせて身体・体力測定を行います。また身体・体力測定に加え、栄養指導も行いす。

サーキットトレーニング(就業時間に職場で運動実践)

時計回りに様々な運動を実践していく手法です。神経系や筋力系などを含む運動プログラムを交互に実践し、体と脳に刺激を与え運動機能を活性化します。また職場の仲間と実践することで運動習慣と継続意欲を保つことができます。

オンライン運動会(コミュニケーション促進)

新型コロナウィルスの影響により新常態(ニューノーマル)における働き方の実現に向け在宅勤務を標準とした働き方を推進する中、各「業務効率向上にはコミュニケーションが必要」「メンバーの出入りによるチーム力強化が課題」をクリアするためにオンラインによるチームビルディング研修を実施し事業部の一体感を醸成する。参加者のアンケートの結果では、8割以上の社員が「コミュニケーション促進につながる」と回答し、本取り組みの有用性を示す結果となりました。

職場内運動会(コニュニケーション促進)

社内間、部署間、階級、世代を超えて誰もが知っている体験をすることで社員間の意識・行動が変容し、御社の士気高揚やコミュニケーションの活性化に役立ちます。

密室からの脱出(体験型新人研修)

新入社員10数人を対象に、チームによる共同作業(謎解き)を通して、コミュニケーションと団結力を構築する室内型の研修。

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フットサル大会(同業他社とのコミュニケーション促進)

5人1チームで気軽に参加できるフットサルを通じて、職場内はもちろん他社との交流の場としてフットサル大会を実施。

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リレーマラソン(従業員と顧客とのつながり促進)

社内の従業員に加え顧客や取引先なども招待・参加し、共通体験による会話・雑談を醸成し、社内外のコミュニケーション促進を測ります。

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